「消費者のプレファンス」を形成する「3つ」の要素

皆さんこんにちは! 
sakurarincをご覧頂きありがとうございます!

今回は「消費者のプレファンス」について 

※この記事は 
「市場」の本質は「消費者のプレファンス」 の続きです。 

「プレファンス」ってなに・・? 

慣れるまで言葉と意味が馴染みにくいですが 
ざっくりの意味は「相対的な好み」です。 

「プレファンス」「相対的な好み」「なに」によって決まっているのか? 
が今回のテーマです。 

「プレファンス」を形成する要素は大きく3つあります。 

◆ブランド・エクイティー 

◆価格 

◆製品パフォーマンス 

「ブランドエクイティー」・・・ 

他の「価格」「製品パフォーマンス」はそのまま飲み込めますが 

「ブランドエクイティー」って・・・ 
これもマーケティング用語になります。 

※マーケティング用語は普段聞きなれない用語が多いですがマーケティングの本場や発祥が米国であるため、マーケ専門用語には日本語で変に訳さない方が良いものも多々あります。慣れちゃいましょう。 

「ブランド・エクイティー」は 
「消費者の頭の中にあるブランドの資産価値」という意味です。 

もっとざっくり表現すると、商品に対しての「記憶」ですね。 
この「記憶」を形成に影響を与えるのが他の2つの要素となります。 

◆価格 

◆製品パフォーマンス 

一消費者として考えると、たしかに商品を選ぶとき使ったことがある商品であれば 値段に対しての使い心地(コスパ)はどうだったか、を思い出しますよね。 

この「消費者の記憶」こそマーケッターからしたら消費者の頭の中にある「資産」なのです。 

「資産」と表現されていますが、もちろん満足度の高い「記憶」
「プラス資産」ですが 、価格・製品パフォーマンスに不満を感じた体験をした場合は、その「記憶」「マイナスの資産」となって蓄積されます。 

プラスにもマイナスにもなる、そして残るものとして 
この消費者の中の記憶を「エクイティ(資産)」と表現しているのでしょう。 

要素同士の干渉関係としては以下のようなイメージになります。 

図の相関関係でも表現されているように「プレファンス」を形成する3つの要素の中で最も重要な要素が「ブランド・エクイティー」です。 

「消費者のプレファンス」の形成を支配している「最重要な要素」となります。 

もちろん「プレファンス(相対的な好み)」を決めることに他の要素も影響を与えますので 「プレファンス形成」への影響関係は以下のようなイメージです。 

それぞれの要素と関係性を認識し、「要素」に対して行うアクションが「施策」となります。 

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